2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
人生を複雑にしているのは、 行き過ぎたイマジネーション。 「今日」を蔑ろに、まるで無かったことに。 滑稽な人生劇場、虚しいリアリティ。 明日に期待を投下。 ねえ、断言できる? 当たり前のように太陽は昇るって。 悔いはない?気持ちの先送り。 誰も知…
以前と著しく変わったこと。 それは 自分という人間を許せるようになったこと。 やっとの思いでここに辿り着いた。 ずいぶん長く険しい道のりだった。 今では、暗黒時代の心の闇を 俯瞰して見れるようになった。 この変化はすさまじく大きい。 というわけで…
今回、現代詩入選のお知らせに対し、予想以上に多数のお祝いメッセージをいただき、 大変驚くとともに、感激しております。 作品に目を通してくださった方々、誠にありがとうございます。 振り返れば幼少期、夢中で詩・絵画・漫画の創作に励んでいました。 …
『ツムギビト』 始まりは、オギャー やさしさ添えて、ありがとう 振り絞った、ごめんなさい 勝負の前の、だいじょうぶ 夕陽を背負って、また会おう もう聞くことのない、だいすき 誰もがツムギビト 気持ちを込めれば コトバはふわりと 綿毛のように 遠く、ど…
『言の葉』 言の葉 時にだれかを癒し 時にだれかを傷つけ 言の葉 時にあなたを励まし 時に私を慰む 言の葉 時に過去へ誘い 時に明日へ繋ぐ 言の葉 誰かはその土地のものを使い、 別の誰かは手指を巧みに操る 言の葉 あの人のそれを真似して使えば 世界の果て…
『決意の谷底に』 長い旅の果てに 辿り着いた未開の地 今、決意の谷底に 裏庭の奥の林に こしらえた秘密基地 飛び交う鼓動の みずみずしさよ 嗚呼、あの無垢はいずこに 青いカンヴァスを 踊り遊ぶ飛行機雲 瞬き忘れるほどの 初々しさよ 嗚呼、あの無垢はいず…
気づけばどこにも見当たらず。 遠く、遠く、地平線の向こう、太陽のなかに溶けてしまったのか。 はたまた底なしの谷底の奥深く、散り散りばらばらになったのか。 それとも深海の粟粒と混ざり合って、ブクブク空に蒸発してしまったか。 残っているのは、まっ…
2016年、良いこと困難なこと双方に恵まれ、 心身ともに忙しい一年でした。 また、これまでやってこなかったやり方に挑戦したり、 逆にこれまでのやり方をやめてみたりと、 難しい選択もしました。 しかし、そのおかげで新たな景色に出会えました。 時には自…
2017年1月1日 岩手日報 別刷 “文化・くらし” 新年文芸 第一席入賞 ================== 「岩手山」 三十の路で その偉大さを思い知り ふと浮かんだ 汗ほとばしる青の時代 いま腑に落ちた 溢れんばかりのやさしさ そっと見守る それはまるで…