#52 【詩】love on earth
いつか終焉の鐘が鳴ると
わかっているのに
愛することは
やめられない
これから創る世界に
あなたも必要なの
スケールのでかい
プロポーズのように
好きの一滴が
波となって海となって
知らないあの子のもとに
打ち寄せられたら
まーるい地球(ほし)は
せうやって愛を湛えるの
#51 【雑記】Newage
理由らしい理由など必要なく
敢えて言うとしたら
新しい時代を創りたいのだ
全てをひっくり返し、
刷新したい
自分を伝い、溢れ出る
全生命エネルギーを注ぎ込みたい
馬鹿みたいに無謀なことを、
馬鹿みたいに真面目に、
馬鹿みたいにふざけて、
馬鹿になってやる
それが私の美学
人それぞれの美学がある
それらを互いに押しつける必要はない
だけど、「絶対的な美学」もあるのではなかろうか
普遍の、ゆるがぬ、根本の
世界平和とか、We are the oneとか
みんなが幸せで自分らしく生きる、とか
そんな世界を見たい
というか実現させるために、いや、
取り戻すために生まれたと思う
誰かが犠牲になるような、そんな社会は
とてつもなく、ダサい
だから、至極自然の流れで、
私は時代を創ろうとしている
#50 【雑記】Flower moon
表面的な正義をふりかざし、
無理に他人のために生きようとしても、
いずれ剥がれてしまうのだから。
ならば最初から自分らしく在ることに、
深く貪欲でいたらいい。
その代わり、容赦なく己と向き合う必要はある。
結局、自分自身をマネージできなければ、
外の世界ではもっと翻弄される。
綺麗事の理論よりも、
泥臭いほどの実践を。
飾り立てた偽善よりも、
不器用なほどの無垢を。
Photo@Zushi beach, Kanagawa, Japan(神奈川県逗子市 逗子海岸)
#49【雑記】 Answer is
人は答えを探し求める。
#48 【雑記】Real blue
約一年前、このブログを立ち上げた。
#47 【雑記】A happy new me
さて、本日春分の日は、宇宙の元旦。
#46【詩】IkiRu
さらされて
立ちはだかる
まごう心
命の弧線
ともすれば消える
めをつむって小宇宙
恐れは閃光を伴い
ただ『ある』こと
それ以下でもそれ以上でもない
無限のフトコロは
いつだって懐かしい
Photo@Mexico、Taxco(メキシコ、タスコ)
#45【詩】That day Ep3. ~透明な畏怖~
何度も何度も
傷をえぐるように
罪を血で洗うように
ココロに一刺し
イタイ
イタクナイ
イタイ
嗚咽交じりの懺悔は
漆黒の夜に霞み
行き場のないえぐみを
浄化する術など知らず
イタイ
イタタマレナイ
イタイ
無下に刻まれていく
命の履歴
一方通行
あの日から
生きることへの
矛盾を突きつけられて
存在価値
因果応報
自暴自棄
生死無常
それでも
狭間で照らされる
生きることへの焦がれ
イタイ
イキタイ
イタイ
身体に響く命の歩みは
沈殿した失望を掬い上げ
眼球に染みるオレンジ色が
「今日」に手を差し伸べる
イタイ
イキタイ
イキル
自責の傷痕から
溢れ出る嘆きと渇望
鋭角の黒い衝動は
無垢の雫に純化されて
イキタイ
イキタイ
イキル
ばりんと敗れる
自傷と葛藤の二重線
覚悟の笑みに
手招きされて
イキタイ
イキタイ
イキル
残像に滲む
温かい眼差しを頼って
愛おしい記憶に
誘われる
最後の淵で
イキル
イキル
生きる
解けた悔恨は
息吹になびいて
許しの明し
胸に抱いて
Photo@Guanajuato,Mexico(メキシコ、グアナファト)
#44【詩】That day Ep2. ~暗号解読~
それは流星のごとく
人生を一瞬ですり抜けた
覚悟なんて間に合わず
こんなアドリブ望んでないよと
電話の向こうでうごめく
彼のコトバはしばらく宙を舞って
幾度もその暗号を反芻しては
理解する寸前で足止めくらい
そろそろ小芝居はやめようと
冷静が現実に引き戻した
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
暗号は
体中の血流と混ざって駆け巡り
鼓動は大袈裟に振舞って
思考は南京錠で閉ざされる始末
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
そろそろ咀嚼した暗号を
理解の粒として摂取する覚悟をし
巻き戻すことをあきらめて
鉛色の冬空に無声でつぶやいた
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
耳奥で響きこだまする現実は
あまりに現実味に欠けていて
運命の演出を憎む間もなく
人生の儚さを悟ったふりをした
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
この感情を必死に検索するも
かつて味わったことのない新種のそれで
急に生きることが億劫に感じ
置き場所に困った無数の後悔
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
全て消化吸収されるまでに
途方に暮れる距離を心は行き来し
やっと鎖から解き放たれた今
暗号解読インプット完了
“彼 女 ガ 死 ン ダ”
命は最後に宙で点滅し
まぶたの裏には自責の烙印
喪失の海原に呆然と佇み
悔恨が足元に降り積もる
Photo@Mexico(メキシコ、San miguel de allende)
#43【詩】That day Ep1. ~無き殻~
混濁した意識、渦に溶けて