YORI *未知 ダイアログ ~Viva La Unica~

 まずは、点から・・・。 日々の戯言、詩、旅行記、フォトギャラリー。

#50 【雑記】Flower moon

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表面的な正義をふりかざし、

無理に他人のために生きようとしても、

いずれ剥がれてしまうのだから。

 

ならば最初から自分らしく在ることに、

深く貪欲でいたらいい。

その代わり、容赦なく己と向き合う必要はある。

 

結局、自分自身をマネージできなければ、

外の世界ではもっと翻弄される。

 

綺麗事の理論よりも、

泥臭いほどの実践を。

 

飾り立てた偽善よりも、

不器用なほどの無垢を。

 

Photo@Zushi beach, Kanagawa, Japan(神奈川県逗子市 逗子海岸)

 

#49【雑記】 Answer is

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人は答えを探し求める。

探し求める間は、不安に包まれる。
答えがでないことに嘆いたり、悩む。
 
でも、答えは探すものなのか?
もしくは、心が全て答えを知っているとしたら?
不安はなくなり、嘆きや悩みもなくなる。
 
生まれたての子どもは答えなど探していない。
ただひたすらに、一瞬一瞬の生を積み重ねるのみだ。
 
人生とは、答えを探すことが目的ではない。
一瞬一瞬の幸いを享受し、ひたすら純粋に謳歌する、その行為そのものが答えだ。
日々の歩みが、最善の行為が、答えだ。
 
だから行動するのだ。
この行動とは、決して立派なことをしろ、素晴らしいことをしろというのではない。
 
「生ききる。」
 
これに尽きる。
 

#48 【雑記】Real blue

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約一年前、このブログを立ち上げた。

最初はフォトブログがメインの目的だったが、その後は詩や絵画に、エッセイも綴るようになった。
 
方向性が定まっていないなぁと思う一方、表現方法に広がりがでてきたのだろうとも思う。
幼少期に大好きだった表現活動の時間を取り戻した、という意味では、この一年の変化は大きい。
 
また、気持ちの面でも大きく変わった。
以前にも増して、よりいっそう軽やかなのだ。
過去に対しては一切の未練がない。
未来に対しても一切の期待がない。
 
期待がない、とはネガテイブな意味ではない。
上手くいくにせよ、いかないにせよ、どちらでもいい。
 
それよりも今この瞬間に身を置きたい。
今生きている命を味わうことにフォーカスしたい。
 
もちろん、こんな軽やかな気待ちになるまでには、紆余曲折あった。
たくさんの人を恨み、妬み、裁いた。
そのたびに心が苦しかった。
 
だけど自分を諦めたくなかった。
授かった貴重な命。
私として生まれてきたことを喜べるようになりたい。
 
だから全力で自分と向き合った。
自分の良いところ悪いところ、得意なこと苦手なこと、全部を再確認した。
 
そしてありのままの、自然体の自分でいるようにした。
無理しないで、気の向くままに、思うがままに。
 
すると、そんな私を良いと認めてくれる人が結構いることに気づいた。
なんだ、意外と自分イケてるじゃん。
ようやく、自分の存在を喜べるようになった。
 
 
人は年々、いろんなものを抱えていく。
目に見えるもの、目に見えないもの両方とも。
 
一旦所有をすると、手放したくない!もっと欲しい!と際限なくなる。
執着に蝕まれると、この世界はとてつもなく窮屈になる。
 
握りしめた拳を緩め、不要な想いを手放し、
ふと自分の鼓動に耳を傾けてみよう。
どこからともなく漂う花の香りに包まれてみよう。
 
生きるとは極シンプルだ。
 

 

複雑に絡んだあらゆるものが解けたとき、人は本当の空の青さを知る。

#47 【雑記】A happy new me

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さて、本日春分の日は、宇宙の元旦。

2017年、あけましておめでとうございます。
 
なかなか挑戦的だな、と思う近頃の采配。
2017年は世界的に変革の年だと言われている。
それは個人レベルでもそう。
 
いよいよ目覚め始めた感があちこちに漂う。
その新しい流れをキャッチするたびに、しめしめとほくそ笑む私。笑
そうそう、それでいい。
ふと沸き上がる。それがホンモノ。
 
そんな私自身も年明けから今日まで、いろんなことがあった。
ものすごい変化と出会いの連続。
すごい勢いで日々めまぐるしく過ぎ去った。
 
年明けから約3ヶ月を経て、今思うこと。
『ああ、それでいいんだ。』
 
誰に教わることなく、自分の心がぜんぶ知っている。
外から流れ込む偽りの正しさに惑わされないで。
 
そろそろ自分を見くびるのは終わりにしよう。
自分を生きられるのは自分だけだから。
 
あなたが赤色なら、よその価値観は青色。
赤色も青色も色のひとつ。
赤色が正しいとか、青色がすごいとか、そういうんじゃないよね。
どの色もいいじゃん。
むしろ彩り豊かなほうがおもしろいじゃん。
 
正しい正しくないの基準で生きるとかつまらなすぎる。
 
 
さて、いきなりですが、私の今世の目標。
 
『変わらないものと変わるもの、双方のピントを合わせる』
 
『見えないものと見えるもの、双方の架け橋になる』
 
さあ、いよいよ幕開けです。

#46【詩】IkiRu

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さらされて

 

立ちはだかる

 

まごう心

 

命の弧線

 

ともすれば消える

 

めをつむって小宇宙

 

恐れは閃光を伴い

 

ただ『ある』こと

 

それ以下でもそれ以上でもない

 

無限のフトコロは

 

いつだって懐かしい

 

 

Photo@Mexico、Taxco(メキシコ、タスコ)

#45【詩】That day Ep3. ~透明な畏怖~

 

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何度も何度も

傷をえぐるように

 

罪を血で洗うように

ココロに一刺し

 

イタイ

イタクナイ

イタイ

 

嗚咽交じりの懺悔は

漆黒の夜に霞み

 

行き場のないえぐみを

浄化する術など知らず

 

イタイ

イタタマレナイ

イタイ

 

無下に刻まれていく

命の履歴 

一方通行

 

あの日から

生きることへの

矛盾を突きつけられて

 

存在価値

因果応報

自暴自棄

生死無常

 

それでも

狭間で照らされる

生きることへの焦がれ

 

イタイ

イキタイ

イタイ

 

身体に響く命の歩みは

沈殿した失望を掬い上げ

 

眼球に染みるオレンジ色が

「今日」に手を差し伸べる

 

イタイ

イキタイ

イキル

 

自責の傷痕から

溢れ出る嘆きと渇望

 

鋭角の黒い衝動は

無垢の雫に純化されて

 

イキタイ

イキタイ

イキル

 

ばりんと敗れる

自傷と葛藤の二重線

 

覚悟の笑みに

手招きされて

 

イキタイ

イキタイ

イキル

 

残像に滲む

温かい眼差しを頼って

 

愛おしい記憶に

誘われる

最後の淵で

 

イキル

イキル

生きる

 

解けた悔恨は

息吹になびいて

 

許しの明し

胸に抱いて

 

Photo@Guanajuato,Mexico(メキシコ、グアナファト)

#44【詩】That day Ep2. ~暗号解読~

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それは流星のごとく

人生を一瞬ですり抜けた

 

覚悟なんて間に合わず

こんなアドリブ望んでないよと

 

電話の向こうでうごめく

彼のコトバはしばらく宙を舞って

 

幾度もその暗号を反芻しては

理解する寸前で足止めくらい

 

そろそろ小芝居はやめようと

冷静が現実に引き戻した

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

暗号は

体中の血流と混ざって駆け巡り

 

鼓動は大袈裟に振舞って

思考は南京錠で閉ざされる始末

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

そろそろ咀嚼した暗号を

理解の粒として摂取する覚悟をし

 

巻き戻すことをあきらめて

鉛色の冬空に無声でつぶやいた

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

耳奥で響きこだまする現実は

あまりに現実味に欠けていて

 

運命の演出を憎む間もなく

人生の儚さを悟ったふりをした

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

この感情を必死に検索するも

かつて味わったことのない新種のそれで

 

急に生きることが億劫に感じ

置き場所に困った無数の後悔

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

全て消化吸収されるまでに

途方に暮れる距離を心は行き来し

 

やっと鎖から解き放たれた今

暗号解読インプット完了

 

“彼 女 ガ 死 ン ダ”

 

命は最後に宙で点滅し

まぶたの裏には自責の烙印

 

喪失の海原に呆然と佇み

悔恨が足元に降り積もる

 

 

 Photo@Mexico(メキシコ、San miguel de allende)

 

#43【詩】That day Ep1. ~無き殻~

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混濁した意識、渦に溶けて

 
虚ろにつむがれた
言の葉@終着地
 
『細胞一つ一つにありがとうと言ってるの。』
 
巻き戻したい衝動は
音を無くし、はじける
 
ひしゃげた最後の望み
 
無謀で果てしない
深くじれったく、儚い
 
そんな一瞬の永遠に
身を預けて
 
激しく押し寄せる
無数の黒い嘆き
 
夜明けとともに
朝焼けで染めて
 
昇っていく、
無力を合図に
 
薄れていく、
命の輪郭
 
約束は今、
空・中・分・解
 
それでも動く
我が鼓動
 
言葉はこだまとなり、
日常は思い出に
 
戻らぬ温もり、
過去はデジャブか
 
慰めは意味を持たず、
コトバは宙を一回転
 
空箱を振りかざせば、
カタカタと虚構の音色
 
ざわめきが胸につかえて、
呼吸が鼓動に追い付かない
 
無き殼を前に
なにを語ろう
 
終わって始まる、 
生きることの無常さ
 
約束がこだまして、
涙は翻る
 
彼女の凱旋を見届けて
 
今、命は空白とにらめっこ
 
絞り出して、揺さぶって
 
唐突に築かれた
孤独の筵(むしろ)  
 
無き殻を前に
なにを紡ごう
 
 
Photo@Mexico(メキシコ、メキシコシティ
 

#42 【詩】Do or Not do

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人生を複雑にしているのは、

行き過ぎたイマジネーション。

 

「今日」を蔑ろに、まるで無かったことに。

滑稽な人生劇場、虚しいリアリティ。

 

明日に期待を投下。

ねえ、断言できる?

当たり前のように太陽は昇るって。

 

悔いはない?気持ちの先送り。

誰も知らないけど。

明日あの人が存在しているかなんて。

 

生きるって頗るシンプル。

やるかやらないか。

 

じゃあ、やれば?

それなら、やめれば?

 

決断の先に紐づく軌道。

そろそろ自分を生きようか?

 

目を瞑って葬る。

そのくだらない言い訳とか自己保存とか。

 

でも「今」は妥協しないから。

どうか生きることに隙を与えないで。

 

 

 Photo@Mexico city, Mexico(メキシコ、メキシコシティ

 

 

 

#41【雑記】Dark and Light

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以前と著しく変わったこと。

それは

自分という人間を許せるようになったこと。

 

やっとの思いでここに辿り着いた。

ずいぶん長く険しい道のりだった。

 

今では、暗黒時代の心の闇を

俯瞰して見れるようになった。

 

この変化はすさまじく大きい。

 

というわけで、当時の闇をつづった詩も

書きはじめている。

 

個人的には秀作・傑作揃い。超問題作。

読み手は心がざわざわするだろう。

 

人間ってきれいごとだけで

生きられないものだ。

 

闇は光のためにある。

だから絶対必要。

 

今後は闇属性の黒めな作品も

少しづつ公開予定。

 

乞うご期待。

 

PHOTO@Taxco,Mexico(メキシコ、タスコ)